• テキストサイズ

キミのとなりで ずっと【気象系BL】

第14章 修学旅行



「汗かいてるでしょ?お風呂入らなきゃ!ほら!起きて!」
「うー…風間もお母さんみたい…」

風間 “も” って……まぁ、聞くまでもなくもう1人は潤を指してるんだろうけど。

ちょっと笑ってしまう。

「お母さんって…」

風間は苦笑しながらも、うだうだしてる俺たちを引っ張り起こしてくれて。

「すっきりしてから寝た方がいいでしょ?早く済ませて早く寝ようね」
「やっぱりお母さん…」
「もう何でもいいから行っておいで!」

なかなか動かないニノの背中を押してお風呂に押し込んでた。

面倒見いいよなぁ。
本当にお母さんみたい。

俺はニノの次に入らせてもらって。

すっきりして出てきたら、ニノは風間に髪の毛を乾かしてもらってた。

「…ちょっと甘えすぎじゃない?」
「だって風間お母さんが…」

さすがにちょっと呆れてしまったけど、ニノは全く悪びれない。

「ニノが乾かさないで寝ようとするからでしょ!風邪引いちゃうよ!」

ああ、なるほど。
その状況は簡単に想像出来るな。

お小言を言いながらも、せっせとニノの世話を焼いてる風間。

でも、このままじゃ風間が寝るのが遅くなっちゃうよ。

「代わるから風間も入っておいでよ」
「ありがとう、大ちゃん」

風間からドライヤーを受け取って、風呂に送り出す。

「ほら、ニノ。早く乾かしちゃお」
「じゃあ智は俺が乾かしてあげるね」

ニノと交代で髪の乾かし合いっこをして。

風間が出てきたら、風間の髪の毛はニノと2人で乾かしてやった。

「俺はいいって…」
「だーめ!」
「おとなしくしてて」
「………///」

人の面倒は見るのに、自分がされると照れまくっちゃう風間が面白かった。

/ 664ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp