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キミのとなりで ずっと【気象系BL】

第7章 誕生祝い to Masaki



「俺は風ぽんが好きだよ、大好きだよ」

不安なら何度だって伝えるよ。
だから風ぽんも教えてよ。

「風ぽんは?」

3度目の同じ質問。

真っ赤になった風ぽんは観念したみたいにギュッと目を瞑って

「俺も…相葉ちゃんが好き…」

やっと聞きたかった答えを口にしてくれた。

さっきと同じ言葉。
でも違う!全然違う!

今度のは俺と同じ気持ちだってちゃんと伝わってくる。

嬉しくて嬉しくて。
思わず抱きしめた腕の中で、風ぽんが小さく続ける。

「恋愛の意味でずっと好きだった…1年の時から、ずっとずっと…」
「え!?そうなの!?」

思いがけない告白にびっくりして覗き込んだら、俯いてる風ぽんの頭がこくりと縦に動いた。

顔は見えないけど耳まで真っ赤になってる。

本当なんだ……

風ぽんの一途な想いを初めて知って、愛しさと申し訳なさで胸がいっぱいになる。

「俺、気付くの遅かったね…ごめんね…」

そんな前から想ってくれてたなんて…

もしかしたら気付かないうちに傷つけたこともあるんじゃないかな…

俺はニノが好きで。

風ぽんの気持ちを知らなかったから、無神経なことしちゃってたかもしれない。

ほかに好きな人がいる人を想う辛さは俺もよく知ってる。

それでも風ぽんは俺のそばに居て、ずっと支えてくれてたんだ。

ごめん、風ぽん…
なかなか気付けなくてごめんね…

風ぽんが居てくれることを当たり前みたいに思っちゃってたけど、全然当たり前じゃなかったんだね。

風ぽんの愛をすごく感じるよ。

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