第4章 キヨと生放送
キヨ『お前、知らないの?自分の知名度』
『…え?』
私は急いでニコ動を開き、自分のプロフィールに飛んだ。
『なに…これ……。』
生放送の再生回数、フォロワー数は飛び抜けていた。
先々月は数百人ほどだったのだ。
すると今では5000人。なぜこんなに増えたのか自分でも分からない。
キヨ『俺らが宣伝してたんだよ』
『俺ら?』
キヨ『最俺メンバーとTOP4の人達ね』
『え、わたし、TOP4の方達と話したことも絡んだこともないのに…』
キヨ『俺が推しまくった。アイツらにww』
『はぁ??』
なるほど。こいつがたくさんの有名実況者さんに私を教えたのか、くそっ。なんつーことをしてくれるんだ…こいつは……。
昔、生放送を動画としてとっていたので、それを試しに久しぶりに見てみた。流れるコメントは滝のようだった。
《センスある…さすがキヨの子分だ》
《え、純粋に好き。このイラスト。》
《神絵じゃね?》
《》= ニコ動のコメント