第6章 歓迎会
「お前たちには今回危険な役回りをしてもらう。だから、」
「だから、ソフィア・デューイを守れ、…そう言いてぇんだろ。」
リヴァイがエルヴィンの言葉を遮る。
すると、エルヴィンは少し面を食らったような表情を浮かべた後、声を上げて笑い始めた。
「…何がおかしい。」
「いや、リヴァイがそこまで言うほど、俺は彼女に執着しているのかと思ってね。」
少し自嘲気味に呟くエルヴィン。
「ありゃ誰が見ても分かる。」
「そうか、これからは気をつけるよ。…だが、リヴァイ、お前に頼みたいのはその逆だ。」
「逆、だと?」
エルヴィンはリヴァイの反応も全て予想済みだと言った風に、優雅に紅茶を飲んでいた。