• テキストサイズ

【進撃の巨人】黄金の翼

第6章 歓迎会






「おい、入るぞ。」



リヴァイは食堂から離れると、エルヴィンに言われた通り、エルヴィンの執務室へと向かった。


ノックをせず扉を開けると、慣れた様子で書類を処理するエルヴィンの姿があった。




「何の用だ、エルヴィン。」


「あぁ、とりあえず座ってくれ。」




エルヴィンの部屋にある上等なソファにドサっと腰掛ける。

すると、エルヴィンもいくつかの資料を持って向かいに座る。




「早速だが、三週間後に壁外調査を予定している。」


「ほぅ、…それで?話したいことはそれだけか?」


「いや、今回リヴァイ班には初列索敵班を担当してもらう。」




初列索敵班とは、長距離索敵陣形において先頭に位置する班で、巨人と遭遇する可能性が最も高い。


つまり、巨人と戦闘する確率も必然的に高くなる。




「だから、何が言いたい?」


「まぁ、そんなに急かすな。」




新兵達にとっては初めての壁外調査となる。


巨人と対面することは大きな恐怖と不安が伴う。

それが新兵となれば2倍、3倍となるだろう。


思わず腰を抜かしたり、失禁するものもいるほどだ。





/ 91ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp