• テキストサイズ

【進撃の巨人】黄金の翼

第5章 調査兵団入団式





講堂で十分に騒ぐと、そろそろ自室に戻ろうということで解散になった。


「ソフィアはすごいね。」

「どうして?」

「あのリヴァイ班に新兵が配属されるなんて前代未聞よ?それをソフィアはやってのけた。本当にすごいわ。」

「そんな、やめてよ。」


部屋に戻ると、二人でベッドに座る。

さっきからすごい、すごい、と繰り返すアリアナは、言葉とは裏腹に少し涙ぐんでいた。


「ねぇ、アリアナ。」

「…なに、ソフィア?」

「どうして泣いてるの?」


一瞬目を見開いたアリアナは、兵服のジャケットの袖でゴシゴシと目を擦り、少し赤くなった目をこちらに向けて話し始める。


「本当は祝福しなくちゃいけないと思ってるの。…でも、あなたが死んでしまいそうで、私は怖い。」

「…アリアナ。」

「こんなにも小さくて、美しいあなたが、どうして一番危険な目に遭わなくちゃいけないの?この世界はあまりにも残酷すぎる。」

「アリアナ。」

「今すぐ団長に言って、班を変更してもらった方が…!」

「アリアナ!」


突然の大声にビクッと体を揺らすアリアナ。





/ 91ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp