第3章 真選組慰安旅行篇
⑤ ~怪談大会~
「はい、では始めまさァ。「チキチキ☆真選組怪談話大会」~。」
「イェーイ!!ってなるかあぁぁっ!!」
土方と銀時が阻止をする。
すると、沖田がにやにやとしながら
「なんですかぃ、旦那、土方さん。もしかして…怖いんですかぃ?」
と訊ねる。
すると、土方と銀時は見栄を張るように
「べ、べつに怖くねぇしぃ~?御前のほうが怖ぇんじゃねぇの?」
「俺らは、大人だしなぁ?大串君、総一郎君…怖い訳ねぇだろ?」
と、足と体が震え、眼が泳ぎ、顔面蒼白の状態で言った。
-んで、そんな状態での怪談大会。
「まずは誰から話しますか?」
山崎が電気を消しながら言う。
既に部屋の中は怪談仕様の、蠟燭の明かりのみだ。
「じゃぁ、俺から。」
と土方が語り始めた…。