第7章 屯所怪奇事件篇
六.
「うん、此れでいいと思うよ。」
「…山崎さん、この格好は恥ずかしいです。」
「大丈夫だよ、雪乃ちゃん、似合うから!!…ていうか、旦那や近藤さんに言われたんだけどね。」
現在雪乃は、巫女の格好をしていた。
-しかし其の巫女装束は袴の丈が異様に短く、しかも雪乃には狐耳と狐の尻尾がついていた。
「巫女装束だけならともかく、何で耳と尻尾もつくんですか!!」
雪乃が着替え終わり、広間へと姿を現す。
しかし羞恥のせいで襖の間から顔だけを出した奇妙な状態で問う。
すると、沖田、銀時、近藤、神楽、そしてUP主は、
「いや、ノリで見たかったから/でさァ/アル。」
と無常にも答えたのだった。
「…もうやだ、助けて一応まともな人たち。そして何で一人増えた。」
そういって、雪乃は土方、山崎、新八の元へと移動した。
「雪乃、あいつらはアレだ…エロ魔人だから。」
「そうですよ!!あの人たちは雪乃さんの姿を見て喜んでるだけですから。」
「俺たちは、見たかったからとかじゃなくて純粋に黒い女を見つける手段だと思ってるから!!」
と、3人は嗜める。
其れを見てエロ魔人…もとい銀時たち4人は、
(俺/私達って一体…)
と、雪乃たちをみて思ったのであった。
-深夜、12時。
「というわけで、黒い女を誘き出すために雪乃ちゃんには庭で待機してもらう。万事屋と、他隊士は其の近くで待機!!」
と、近藤の一言から黒い女捕獲作戦が始まったのであった。