第3章 真選組慰安旅行篇
⑪ ~怪談大会~「慰安旅行篇完結!!」
「じゃぁ、此れで今日は寝まさ…あ!?」
沖田が立ち上がった途端、蠟燭の日が全て消える。
「え、何!?」
「雪乃、大丈夫か?!」
「はい…って、何処ですか!?」
「雪乃さん!みなさん、動かないで下さい!!」
そんな声が飛び交う。
そんな中、雪乃に
「これ…どうぞ。」
と蠟燭が手渡される。
「あ、有難うございます!!」
そういって、あたりを照らすと全員が見えた。
「良かった、皆さんいますね。」
「雪乃、それ…誰から貰ったんだ?」
土方が、不思議そうに尋ねる。
「え、銀さんとかじゃないんですか?」
そういうが、全員首をかしげる。
すると、雪乃の後ろから声がした。
「…ワタシモ、イッショニハナシタカッタノ…」
「「「「「わああぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁ!!!」」」」」その後、全員怖くなり布団へもぐりこんだ。
次の日の朝、全員其の日のうちに宿から戻り、屯所へと帰ってきたという。