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ダイヤのA-短編集-

第1章 【御幸】そんくらいの、大きなこと




すると後ろからまさかの人物が現れた


御幸「お前こんなとこで良く堂々と話せるよなぁ」

遠藤「なっ!?お前なんでいんの!!!」

御幸「いや俺ここのクラスなんですけど…」

遠藤が口をパクパクさせる横で
あっから様にそっぽを向く倉持

まさかこんな話になるとは思わず
クラスに遠藤が来たのでそれを御幸に
連絡してやっていた。

3年の結城に用があった御幸もそれを聞いて
早めに用事を終わらせてきたのだ

本当にまさかこんな話になるとはおもわず
さすがの倉持も申し訳なく思っている様子で

遠藤に小さく「悪りぃ…」と謝罪ポーズをした

御幸「ま、だいたい察してたけどな。」

前園「やややややややっぱり!?御幸もそうやったんか!?」

御幸「なんでゾノまでテンパってんだよ…
そこまでは内緒。てかお前らに話す必要はねぇだろ」

はっはっはと御幸が笑うとすかさず前園が食いついた

前園「な、なんやとぉ!?俺はお前らの仲を心配して
聞いてやったっちゅうんに仲間に隠し事するんかぁ!?」

倉持「はいはいはいはい落ち着け、ゾノ。
御幸も聞いちまったんなら話しとけよ。」

遠藤「やっぱ聞こえてたの!?!?どっからよ!!!」

御幸「あーまぁそうだな。…んじゃ借りてくぞ」

遠藤「えっ」

御幸はそのまま腕を掴んで立ち上がらせて先に歩いた。

無理に連れて行かないが、こちらを見ずに向かおうとするのが
なんだか御幸らしい。

遠藤はそのまま後をついて行った

倉持「…ま、こうなるわな。」

前園「御幸呼んだん倉持か!?
さっすがにあれは遠藤が可哀想やで!!!」

倉持「こんな話になると思わなかったんだよ!!
仕方ねえだろ!!!

…でも、案外あいつらには良いきっかけになったかもな。」

前園「…そうやと、ええな。」


前園は真っ直ぐに御幸たちの向かった方向を見た


前園「ホンマお似合いやであいつら…
きっちり幸せになってもらわな俺が承知せえへん。」

倉持「(そういやこいつ前は遠藤の事…)」

1年の頃、前園は片想いをしていたのだ。
だからこそ、2人を見送る前園は色んな感情がまざって

変な顔になってた
(じゃかぁしいわ!!!!by前園)

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