第26章 兵長ご満足プラン ※
珍しい。
いつも大抵無理やり言わせているのに、エマの方から素直に“気持ちい”という言葉が出るなんて。
リヴァイは貴重なエマの挙動にさらなる昂ぶりを感じつつも、どうして急に素直になったのか疑問が湧いた。
「どうした…さっきまであんなに恥ずかしがってたってのに、」
「はぁっ…ちゃん、と…伝えたくてっ…恥ずかしいです、けど…思ったこと全部っ、ちゃんと…」
「………」
「へいちょう…大好きです……好き、大好き…。」
細めた目尻から、一筋の線が頬を伝う。
その瞬間、リヴァイの胸は息苦しくなるほどに締め付けられた。
それは嬉しくて、だ。
「エマ…」
「んぅっ………」
リヴァイは名前を零しながら唇を寄せると、噛み付くようなキスをした。
…足りない、もっとだ。
陰茎を引き抜いて抱き寄せ、またエマの唇を奪う。
舌を入れれば待ち構えていたようにすぐ絡みついてくる。無我夢中で貪り合った。
“愛おしい”
頭の中はこの五文字の言葉で埋め尽くされて、とにかく他のことなんてどうでもよくなった。
程なくして唇を離すと、二つの唇の間を太い銀糸が引いてエマの胸へ垂れ落ちる。
その糸すら勿体なくて、乳房ごとベロリと舐め取り唾液と共にエマの口の中へ流し込むと、躊躇いもなく喉を鳴らして彼女は微笑んだ。
「エマ。今度は頑張って耐えろよ…」
そう言って、再び細い腕を首に回させる。
少しでも多く触れ合っていたい。
リヴァイの逞しい腕がエマを持ち上げて、一つの隙間もないように身体をピッタリと密着させた。
そして反り返った陰茎を蜜口にあてがうと、一気にエマの腰を下へ落とした。
「んん゛ぅっ!ぁ…へいちょ…」
「ここじゃ正常位はできねぇからな。この体勢が一番密着できる。」
鼻と鼻が触れそうなほどの距離。
エマの体温、息づかいを間近で感じ、強い幸福感に包まれる。
「エマ、名前を呼んでくれ…」
「はぁっ、…リヴァイさん……」
「エマ……愛してる。」
「リヴァイさん…私もっ…愛してる…」
お互い片時も視線を逸らさぬまま、吸い寄せられるようにまた唇を重ねた。