第17章 心を通わせた先 ※
咄嗟に、さらけ出された膨らみを両手で隠した。
部屋の蝋燭は灯されたままだし、隠さなければはっきり見えてしまう。
「そんなことしたら見えねぇだろ。」
「あっ……」
だがリヴァイの前ではそんなのは無駄な抵抗にすぎなかった。
リヴァイはエマの手を剥ぎ取ると、柔らかな感触を確認しながらその膨らみを丁寧に揉みしだいていく。
手の中で次第に形を変える先端を、時折手のひらや指先でそっと転がせば、エマはピクリと身体を震わせた。
「はぁっ………」
弄り始めてすぐにはっきりと主張するようになった先端を舌先でつついてやると、エマは甘い吐息を吐き小さく身を捩る。
リヴァイは美しく色付いた桃色を舌で転がし吸い上げた。
ピチャピチャ…チュッ、チュパッ、ジュル…
室内に卑猥な音が響き渡る。
するとエマの反応も徐々に大胆になっていった。
「あっ……んん………へいちょ……」
リヴァイは胸元に這わせていた舌を徐々に下げていくと同時に、彼女のズボンに手をかけた。
エマは一瞬ビクッと肩を震わしたが、そのまま静かにリヴァイに身を委ねている。
それでも少し身体が強ばったのを感じ取ったリヴァイは、髪を撫で、何度も優しいキスをした。
「…大丈夫だ。」
少しでも不安を拭えるよう優しく声をかけると、身体の強ばりが少しだけ緩まった。
「…へいちょう。」
「どうした?」
不意に名前を呼ばれ、リヴァイはズボンを脱がす手を止める。
するとエマは手を伸ばし、自分を見下ろすリヴァイの髪にそっと触れ、静かに口を開いた。
「……優しく…して欲しいです…」