第17章 心を通わせた先 ※
その声はまだ少し不安を含んでいるようだった。
髪に触れる手も小さく震えている。
…その白く細い身体は、きっといっぱいいっぱいなのだろう。
健気なエマの精一杯の訴えを受け、リヴァイは髪に触れられた手を両手で包み、目を細めた。
「あぁ、優しくする。
だからお前は何も考えず、ただ俺を感じていろ。」
その言葉に、ヒュッと短く息を吸い込む音が聞こえた。
漆黒の瞳はひどく潤んでいて、あと数回瞬きすれば涙が零れ落ちそうなほどだった。
リヴァイはもう一度エマに唇を寄せ、ズボンを脱がしていった。
すらっと伸びた白い脚。
閉じようとする脚に身体を割り込ませて開かせ、滑らかな太ももを指先でなぞるように撫でる。
太ももの付け根の内側部分を指先でそっと撫で上げると、エマはピクピクと可愛らしい反応を示した。
エマの反応を伺いながら、下着越しに秘部に触れる。
二本の指を割れ目に沿ってなぞるように行き来させれば、眉をひそめて甘美な吐息を漏らしていた。
なぞった部分はじっとりと湿っていて、この下が今どんな状態になっているのかを容易に想像させてしまう。
「恥ずかしがってる割にここは素直だな。」
「…あっ」
「…こんなに濡れてる。」
下着の間から指を滑り込ませて溢れる蜜を絡めとると、エマの目の前でわざとらしく糸を引かせ見せつけてやった。
可愛いエマを見ていたら、つい自分の中の加虐心が顔を覗かせてしまったのだ。
「やぁ……」
羞恥により目を潤ませるエマに向かって、リヴァイは愛液でぬめった指に長い舌を這わせる。
その卑猥な行為にエマは思わず目を背けようとするが、リヴァイの声がそれをさせなかった。
「ちゃんと見ていろ。」
「…う………」
指を舐めあげるのを言われた通りにじっと見つめている。
恥ずかしくて泣き出しそうな顔がまたそそられた。