• テキストサイズ

【進撃の巨人】時をかける—【リヴァイ】

第15章 喪失 ※




エルヴィンの舌はエマの口内を這い回りながら、彼女の顔の横で片手を合わせ、空いた手で耳から首筋にかけてゆっくりと指を滑らせていった。

エマは強ばった身体をビクンと震わせる。



「エマ、力を抜いて。
大丈夫だ。私にすべて預けてくれていい。」


エマの耳元で低く柔らかな声を響かせると、ガチガチに固まっていた身体が少しずつだが確実にほぐれていく。


エルヴィンはエマの筋肉が少し緩むのを感じると、

「そう、いい子だ。」

と微笑み、エマの耳に軽く口付け、舌を這わした。



「……ん………」


すると僅かに甘い吐息が聞こえ、弱いところを探り当てられたのが嬉しくて、さらに耳への愛撫を続けた。

耳輪を舐め上げ、耳垂を音を立てながら口に含めば、エマの身体は可愛らしい反応を見せる。



「…あ……………はぁっ……」

「だいぶほぐれてきたな。」


耳への愛撫を執拗に続けると、エマの身体からは完全に力が抜け、ベッドへだらりとその体重を預けていた。


相変わらず目は閉じられたままだが、切なげに眉を寄せ、頬を紅潮させて時折小さな甘い声を漏らすエマの姿は、エルヴィンの男の部分を容赦なく刺激していく。





焦る気持ちを抑えつつ、エマのシャツのボタンに手をかけるとゆっくり外していく。

エマは再び少し身を強ばらせるが、首筋を舌先で舐め上げるとまたふわりと脱力した。



シャツをはだけさせ、胸を隠す布も取り去れば、エマは慌てて両手で露になった部分を覆い隠すが、すぐにその両手を掴んで阻止する。



透き通るように白く滑らかな肌。

形のいい膨らみと桃色の頂。



露になった愛しい人の姿に、エルヴィンの欲情は高まるばかりで、必死につなぎ止めている理性はもう崩壊寸前になってしまっている。



/ 841ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp