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【進撃の巨人】時をかける—【リヴァイ】

第11章 ウォール・シーナにて ※




「食堂で見かけたときに可愛いと思ったんだけど、怖ぇ目付きの兵士長がずっと側にいるから声掛けらんなくてさ。」


舐めるようにエマを見つめながら、男は薄気味悪い笑みを浮かべている。


「でも……神様は俺に味方してくれたのなぁ、こんな形で再会出来るなんて運命感じちゃったぜ。」

男はそう言うと、エマのジャケットに手をかけた。


「やっ!!」

エマはその行動で我に返り、勢いよく男の手を払い除けた。


男は一瞬驚いたようだが、

「あぁごめん。床じゃ嫌だよな。」

とすぐにそれまでの調子に戻り、エマを無理矢理立たせ、抵抗させる間もなくベッドへと押し倒した。


そしてエマに馬乗りになり、片手で彼女の両手を頭上で拘束した。



「やめて!!」


エマは咄嗟に声を上げ抵抗を試みるが、両手は拘束されている上に身体には大きな体がのしかかっているため、男の下で小さくもがくことしかできない。


「どうせいつもあの兵士長や団長の相手もしてるんだろ?一人相手が増えたところで変わらないじゃねぇかよ。」


「ちがっ、そんなことして…!!!」



エマは反論しようとするが、突然首筋をつたうざらざらとした舌の感触に激しい嫌悪感が襲い、絶句した。



「すぐに良くしてやるから安心しな。」


男はエマの耳元でそう囁き、また首元に顔を埋めながら、彼女のシャツのボタンを外していった。



「やっ!いやぁっ!!」





パシン!!








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