年齢=恋人いない歴の私が神様の嫁候補にされてたんだが
第2章 #02
「私は本気だよ。」
「はい…?では私が年齢=恋人いないのは…。」
私は言葉を詰まらせてしまう。
「産まれる前から既に許婚が決まっていたからだよ。
相手は私。」
「」
良い笑顔で青年に言われる。
もしかして私の守護神様になったのって
私との結婚が目的だったのか?
普通に恋愛して結婚してみたかった。
ショックなのか嬉しいのかわからないモヤモヤした気持ちが私を悩ませる。
神様と結婚となると世間体は悪い。
結婚と恋愛ができない欠陥人間だと思われる。
他の人が普通にできる事が私にはできないのだから。
嬉しいとショック。
どちらかと言うとショックで落ち込む気持ちでいっぱいだ。
「私だって普通に恋愛結婚してみたかった…。」
「そこでだね。
そのまま強制的に結ばれるのでは、面白くないので
恋愛ごっこをしてみようかなと。」
恋愛結婚できないのが最大のコンプレックスである。
見た目がよくなくても恋愛結婚はできるというのだが、
あま男運がなさすぎる。
本気で悩んでいる。
「ごっこ!?ごっこって恋愛ナメてるんですか!?
私は本気でできなくて悩んでいるのに!!」
私は怒りに任せて青年をぶっ飛ばしてしまう。
痛そうにしてたが微笑んで。