第2章 ⚫子犬から狼に変わる時。【エレン】※執筆中
ベッドに放り込まれ、腕をキツく抑えられる。
馬乗りされた私は暴れる事も阻止する事も出来ず、無気力にリヴァイを睨み付ける事しか出来ない。
「リヴァイ!お願いッ……やめてよ……。うぅっ…。」
抵抗出来ないのが悔しいのか、いつもと違うリヴァイが怖いからなのか、自然と涙が頬を伝う。
「五月蝿ぇな。どうせお前も濡れてるんだろ?他の盛った兵士達と同じじゃねぇか。ハッ、それとも今日が初めてですとか言い出すんじゃねぇだろうな。それだったら優しくしてやらねぇことも無いが。」
ズボンを脱がされ、それで私の両腕を縛ったリヴァイは下着越しから秘部の割れ目をなぞる。
「っ…!こんな事しても何も変わらなっ…んんッ……!」
言い終わる前に唇を塞がれる。
息が出来ないほど深い口付けに酸素が足りなくなり、意識が朦朧としだした。
ガリっ
「ッ……。」
リヴァイの唇から垂れる血が視界に映り、意識が戻ってくる。
目の前の男は怒ってるのか悲しいのか、何とも言えない表情で私を睨んでいた。
「てめぇ…。」
下着を脱がされ、リヴァイがベルトを外す音が忙しく鳴り響く。
「チッ…濡れてねぇな…。まぁいい。すぐに良くなる。」
「ちょ、ちょっと…それだけはやめてよ…。」
エレン、助けて
「エレンッ!!!エレン!!!助けてっ!!!」
知らぬ間に声に出ていた。
結局私は自惚れていたんだろうか。
ドアの向こうでエレンが見張ってるような気がして
もしかしたら助けに来てくれるかもしれないなんて
「シー…。誰も来ねぇよ。」
「ッ……!!」
一気に絶望感へと引き戻され、涙がポロポロと落ちる。
「ッうぅーー……。」
こんな時だけ都合が良すぎる自分が嫌になった。
リヴァイは私の口を手のひらで覆い、大きく膨れ上がった陰茎を自らの唾液で濡らしている。
「ヒッ…ヒッ…ぅぅ……。」
勝手すぎる自分に言い聞かせ、諦めかけ目を瞑った。
その時だった。
「何してんだよあんた。」