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シリーズもの【気象系BL】

第26章 家庭教師 AN編 ☆





「にの~…分かんない…」
「んー……っはぁ。どれ?」
「…これ…」
「ん~……んん~…ん、その、とはなんのことでしょう…5文字で答えよ……ああ?」
「…にの怖い…」
「うるさい。そのって言ってんだから、その、に線引く!で、前後読む!」
「はいっ!」


雅紀に呼ばれ、やっと
起き上がった二宮は
いつものように雅紀の
隣に座り、問題を覗き込んだ。


「ねー。出来た…!」
「ん、正解~。」
「ねぇ…ちゅう!」
「しねぇよバカ」
「正解でしょ?」
「ちゅっ」
「んっ…ふふふ~♪」
「お前からされたら保たねぇんだよ」


二宮はちゅっと一瞬のキスをした。
雅紀は嬉しそうに笑い、
次の問題に取り掛かっていた。
二宮はそんな様子を見て
ふっと笑い雅紀の手元に目線をやった。




―――――――――――――


「終わった~~~!!」
「お疲れさん。」
「にのーっ♪」
「ふふ…今日一番元気な“にの”だな」
「ね、いいでしょ?」
「…もう親御さん帰って来るんじゃない?」
「来ないよぉっ!」
「もう8時なんだけど。」
「えっ…」
「遅いんだよ解くの」
「いーやーだーっ!!」
「…明日、うちおいで?」
「え?!いいの…?」
「いいよ。今日は我慢な」
「うん!」
「ん、いい子です。じゃあ、帰るかな。」
「え、いいじゃん、帰ってくるまでいて?」
「…ふふ…かわいー。」
「もうっ//」


END


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