第19章 執事 ON編 ☆★
食事は調理師が作ったものを
大野が盛り付けて和也に出す。
そして執事用のものも別に作られる。
大野は少食な和也の料理も
毎日のようにもらって食べるのだ。
「ごちそうさま」
「はーい!お皿下げてくるからシャワーどうぞー」
「うん、ご苦労さま」
「へへっ」
和也がシャワーを浴びて出てくると
大野はソファーでドライヤー片手に
ニコニコと立っている。
人にしてもらうのが嫌いな和也でも、
大野に髪を乾かしてもらうのは
大が付くほど好きなのだ。
「どうぞー、和さまぁ♪」
「んふふ♪」
「気持ちぃー?」
「気持ちー…」
「寝ないでよ?イチャイチャするんだから」
「……ねむ…」
「あー!!ダメダメ!!!!和ーっ!!」
「…ほんと変な執事だよ……」
「もう執事じゃないでしょ?かーれーしっ♪」
「…まだスーツ着てんじゃん…ふぁ……」
「…ん、……執事はキスしない!でしょ?」
「……ん、…ふふ…」
キスをされ、ぎゅっと大野に
抱き付く和也は最高に幸せそうだ。
End