第15章 学生カップル MN編 ☆★
「和、今日遅くなっても平気?」
「平気です」
「うち来るか。今日は親帰って来ないから」
「…はい!」
下校時間になり、図書館も閉めて
まだ少し元気のない和を連れて帰った。
「お邪魔しまーす…」
「先に部屋行っててな」
「はい」
「はい、って」
「あ。んふふ…うん!」
「ん、」
「和、開けて」
「はーい!」
「ありがと。はい、」
「わー美味しそう♪」
「やっと元気になったか!」
「…だって、あの人怖い顔。」
「ふははっ!怖い顔って!!」
「あの人、潤くんの学年でしょ?」
「うん、見たことある。」
「潤くん大丈夫?」
「ん?そんなん関係ないよ」
「…ふふ…潤くんいて良かったぁ…」
「お前、ちゃんと嫌がるやり方覚えろよ」
「えー…?」
嬉しそうに俺に寄りかかって
ニコニコ笑う和を見てると
更に心配になった。
和は自分のことになると相当鈍感だ…
「……和?、…泊まってくか。な?」
「…ン……いーの…?」
「そっちこそいーの?嫌なら嫌がれよ」
「………嫌じゃ、ないもん…」
和にキスをしてゆっくりと
絨毯の上に押し倒した。
「んだよ、嫌がる練習させようと思ったのに」
「あ………だって…潤くん、ヤじゃないんだもん…」
「……可愛いやつ。…愛してるよ、和」
「ふふ…うん//」
ちょっと冗談のつもりが
和が可愛いもんだから
俺も止まらなくなっちゃった。
「じゅ、ンっ……ぁう、」
「淫乱…もうこんなだよ」
「はぁあっ…ん…」
「和、キスして」
「…、んぅ…ちゅっ、…は」
「いい子。挿れるぞ」
「……んっ…ひゃぁあっ、ぁ…ッ」
俺が触るところ全てに反応して
可愛い声を出し、体中を赤くする。
キスをして、と言えば
一生懸命俺の首に手を伸ばし
可愛らしいキスをしてくれる。
たまには嫌がってくれた方が
S寄りな俺としては燃えるんだけど。
まぁ…可愛いからいいけどさ、
やっぱここまで素直だと心配。
俺だけだって、信じてはいるんだけど。
だからたまに苛めたりもする。