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シリーズもの【気象系BL】

第14章 学生カップル AN編 ☆




「にーのちゃ~ん!!!!!」
「相葉先輩…」
「俺頑張ってたでしょっ!!!!」
「え……」
「来てくれてありがとうっ!!!!!」
「いや…俺、……」

相葉先輩はなんか分かんないけど
喜んでた。試合は勝ったらしい。

…じゃなくて、……


「えっ!!!!?うそっ!!!!」
「…ごめんなさい、」
「…………」
「ほんとにごめんなさい、先輩」
「…にのちゃん……ごめんっ!!!!!」
「え……?」
「ごめんっ!!ほんとにごめん!!!!」
「な、なんで…」

正直に、寝坊したって伝えて謝った。
そしたら逆にすごい勢いで謝られた。

誰かを、俺と勘違いしてたらしい。


「やめて下さい、俺、先輩の試合見れなかったんだから……」
「でも来てくれたじゃん!!俺、愛しのにのちゃんを見間違えるなんてどうかしてるー!!!あ゛ー……」
「愛し、……?」
「あ…あ、あぁー…!!!」
「な、なんですかっ!!」
「……に、にのちゃん…」
「…はい…?」

先輩は何回も謝って…
そしたら急に1人でパニクり出した。


「にのちゃん!!好きです!!!大好き!!!!」
「……あいば、せんぱぃ…?」
「俺っ!!にのちゃんが好き!!付き合って下さいっっ!!!!」
「……………はぃ」
「へっ!!!?」
「へ…?」
「い、い、いま!!はいって!!はいって言った!!!?」
「え、あ……えっと…」

結構遠くまで聞こえてんじゃないかって
くらいのいつもの大きな声で
先輩は叫ぶように言った。

俺は一瞬頭が真っ白になって…
気付いたら、はいって…言ってた。

ただ、嬉しいと思ったことだけ
なんとなく覚えてた。



―――――――――

「かーずーっ!!!」
「うるさいっ!!!!」
「ごめんっ!!…かず可愛い!私服可愛いー!!!」
「……相葉先輩、カッコいいですよ。」
「ほんと!!?やったー♪よし!行くよ!!」
「わっ!ちょっと!!待って!!」
「早く早く~!!時間もったいない!!」
「分かったから手離せー!!」
「やーだよっ!ちゅっ」
「なっンっ…!!」
「…うひゃひゃ!!かず真っ赤っか!可愛いーっ!!」
「~~~っ//」



End

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