第11章 先生が好き ON編 ☆
親友の翔くんは、付き合い
始めた時から知ってる。
今回も、うちのクラスだとは
まだ知らなかった頃から
実習に来るのは教えてたんだ♪
翔くんがいてくれるだけで
和と堂々といれて最高♪
翔くんがいてくれないと…ってのは
分かってるけど、和があまりにも
はっきり言うからちょっと
イラッとしちゃった。
女子にもニコニコしてたしさ…。
「二宮先生の授業、良かったですよ。分かりやすかった」
「ほんと?!嬉しー…ありがとう!」
「智くんは…寝てた?」
「寝てないよっ!和の授業は起きてた!!」
「、和って呼ぶなっ…!」
「あ、二宮せんせっ♪」
「……ばーか。//」
「かぁわいいんだから♪」
「~~っ//」
――――――
「大人気じゃん、二宮せんせっ!」
「…そんなことないもん」
「あれでなかったらおかしいの。」
「……。」
「……二宮せんせー。」
「……。」
「にーのみーやせんせー?」
「……。」
「…かず、おいで?」
「……うー…」
「ふふ…可愛い。…緊張した?」
「…ぅん、…」
「カッコ良かったよ、先生してる和。」
「ほんと…?」
「うん!カッコ良すぎて嫉妬した。」
「…さとし……//」
家に帰った和は、学校で緊張して
疲れたのか、甘えん坊だった。
家で先生は嫌なのか、和って呼んだら
うるうるの目ですぐに抱きついてきて…
学校の和はカッコ良いけど
やっぱオイラは可愛い和が好き♪
「…お仕置きは…?」
「んー、実習終わったら、まとめていーっぱいヤってあげる♪」
「え…」
「あ、毎日ヤってもいいんだよ?お仕置きだからー、玩具挿れてー、根元縛って我慢でしょー、あ、目隠しもいいね!」
「や…やだ…っ!!さとしのバカっ//!!」
――――――
「今日は、始めに小テストやります」
『えー…』
「大丈夫、簡単だし…自分たちで丸付けしてもらうね」
『はーい』
日に日に和は先生らしくなった。
担任が話してるのを聞いたけど、
和は生徒からだけじゃなくて
周りの先生からも評判が良いらしい。
「おら、大野くーん!起きなさい!」
「んー…、」
「起きて!!」
「…ふぁーい…」
最初の頃は、オイラも緊張してたのか、
和の授業は全然眠くならなかったのに
今は他と同じくらい眠くなる…
和の授業が立派ってことだよっ!和♪
End