第5章 お泊まり N総受け編
夕ご飯は鍋。
松潤が準備し始めて
にのも自分ちだからか手伝ってた。
「出来たよー」
「おー、うまそ」
「食べよーっ♪」
わいわいと鍋を囲む男5人。
ほんとに仲良いなぁって
他人ごとのように見ちゃった。
今日の目的はこの後だから
お酒はみんな軽く。
「ねぇにのー、今日泊めて♪」
「あ、俺もー」
「俺も泊まるー」
「俺も…いい?」
「えー…みんな…?!さすがに狭くない…?」
「…大丈夫、大丈夫っ!」
半ば無理やり納得させて
お泊まりが決定した。
車から持って来た服を
運んでくるとにのはさすがに
呆れたような顔をしてたけど
ちょっと笑ったところを
俺は見逃さなかったよ。
ちゃんとあと片付けもして
順番にシャワーを浴びて…
「みんなその辺で寝るの?タオルケットみたいなのいる?」
「えー、俺にのと寝たいっ!」
「あ、相葉ちゃんズルい!俺だってにのと寝てぇよぉ」
「俺のベッド3人も寝れねぇよっ」
「じゃあさ、にの。」
「…なに、潤くん…」
「誰と寝るか、にのが選んでよ。俺だってにのと寝たいよ。翔くんだって、ねぇ?」
「あ、うんっ…」
「……そんなの…」
松潤が、真剣な表情で
選んで、と言うとにのは
困ったように俯いた。
「…選べない、…」
にのの答えはまぁ、想像通りのもの。