第6章 出逢わなければ【分隊長ハンジさん・R18】
____________
ハンジとなまえが出会ったのは1ヶ月ほど前、
エルヴィンに連れられ憲兵団本部へ赴いた時であった。
エルヴィンがナイルと話すため執務室へと通されると、ハンジは別室で控えさせられる。
その時、
ハンジの相手をしたのがなまえだった。
「今、紅茶を入れますね。」
「あぁ」
ありがとうというと
ハンジはソファーに腰かける。
調査兵団よりもふかふかのそれにハンジは鼻で笑ってしまいそうだった。
「君は新兵のようだね。
それなのにこんな所で調査兵団をもてなせるとはよほど優秀なのかな?」
嫌味っぽいだろうか、
だがこれから先会うこともないだろうし、
とハンジは目の前の新兵に笑いかける。