第4章 酔い【分隊長ハンジさん・R18】
なまえは軽くハンジを睨むと
ここ!と言わんばかりに
自分の横をボンボンと叩いている。
「はーい、ちょっと待っててね」
ハンジは難なく手を引き剥がすと
コップを手に取り棚から薬を探し出す。
「うぅ・・・・・・」
なまえは膝を抱え布団に潜り込んだ。
きっと拗ねているんだろう。
ハンジは水と薬を持つとベッドの傍に腰掛け布団を剥がす。
「起き上がれる? ほら、飲んで」
なまえはフラフラと起き上がると
ハンジの手元を見つめる。
その瞳はぼーっとしていて焦点が定まっているとは言い難い。
「仕方ないお姫様だね。」
ハンジは苦笑すると水と薬を口に含み
なまえに口付けた。