第13章 教えてあげるよ【上司のハンジさん/現パロ・R18】
ハンジの言葉になまえの瞳が揺れる。
ハンジは真剣な瞳でなまえを捉えると続けた。
「嫌なら私は何もしないし、このまま寝るよ。」
いつもの優しいハンジの笑顔に
心臓がそっと撫で降ろされる。
だが、あと少し顔を動かせば、
触れてしまうほどに唇は近い。
あとほんの少し動くだけで、
二人の関係は大き変わってしまう。
どうしても、婚活が上手くいかないなまえ。
結婚が全てじゃないというハンジ。
一度だけなら、
試して見てもいいのかもしれない。
なまえは覚悟を決めると
ハンジの唇に自身の唇を重ねた。
「ん・・・・・・」
ハンジは目を細める。
軽くだけら触れると唇を離した。
「随分控えめなんだね。」
ハンジはなまえの後頭部を優しく
包み込むと額を重ね合わせた。
「いいの?」
「人生経験です。」
「アハハっ、好きだなあ。
なまえのそういう所」
ハンジはなまえの瞳を捉えると
再び口付けた。
だが、今度は唇の隙間から
ハンジの舌が侵入してくる。
「ん・・・・・・」
顎を引きそうになると添えられた
手にしっかりと支えられた。
唾液を絡め合い、わざと水音を
立てながらハンジに舌を吸われる。
「ん・・・はあ・・・・・・んん」
口腔を攻め立てながら
ハンジの指先は顔の輪郭をなぞった。
耳の裏から、耳朶をなぞると
指が耳孔へと侵入してくる。
指先で耳孔の壁をつつかれると
ゾワゾワとなまえの背筋が震えた。
「んあ・・・・・・んん、」
いつの間にか、ハンジの腕に
すがりつくように手を添えていた。
ハンジは音を立てて唇を吸うと
なまえから唇を離す。
そのまま身体を起こすと
なまえの身体も抱き上げた。
「私の上に乗って」
なまえはベッドに座るハンジの上に
跨るような形で膝を着いた。
目線はいつもとは違いハンジの上にある。
ハンジの肩に手を置くとちょうどいい。
ハンジはなまえを見上げると肩を撫でた。
「パジャマのボタン、外してみて」
「え・・・・・・」