第13章 教えてあげるよ【上司のハンジさん/現パロ・R18】
「いつも飲みすぎだ・・・・・・終電は?」
なまえの体を支え直すが
ハンジの言葉になまえは固まった。
「終電・・・・・・」
消え入りそうな声で呟くなまえに
ハンジは肩を震わせる。
「くく・・・無いんだね?」
「すみません・・・・・・」
しおらしいなまえの態度にハンジは瞳を細めた。
素直なのはなまえのいい所だ。
「もうこれくらいしか選択肢はないけど、
私の部屋くる?」
「いいんですか!?」
勢いよく顔を上げたなまえの瞳は
キラキラと輝いている。
「はは、素直だなぁ。
もちろん、だめならこんなこと言わないよ。」
ハンジの言葉になまえは心底嬉しそうだ。
「朝まで飲めますね!」なんて言ってるけど
帰ったらすぐに寝かそう。
そう思うとハンジは
なまえと共に部屋へと向かった。