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短編集 【進撃の巨人/ハンジ・ゾエ】

第11章 令子様リクエスト☆*。【分隊長ハンジさん・R18】





完全に役目を果たさなくなった下着。
乳房は露わになり、
ツンと主張した頂点をハンジに摘まれる。



身体が意志とは関係なく跳ねた。



いつの間にかハンジの唇は離され、
乳房をなぞるように触れていた。
指と舌で同時に頂点を刺激されると
じわりと下腹部が疼く。



心を通わせないままハンジとこんな行為はしたくない。
頭の中ではそう思っていても身体は貪欲に快感を求めてしまう。



そんな自分が怖い。



ゾクリと怖ささえも快感に変わっていく。
まるで自分の身体では無いみたいだ。



「やだ・・・っ、あっ、ハンジさん・・・・・・っ!」




なまえの声にハンジはふと我に返った。
目の前には涙をいっぱいに溜め、
苦しそうに息が乱れているなまえ。



私はとんでもないことをしてしまったんじゃないだろうか。


「なまえ、ごめん・・・・・・」


ハンジはなまえから手を離すと
身体を起こした。


なまえは目を腕で覆い、
ハンジを見ようとはしない。



もう元の関係には戻れなくなった。
ハンジはそれを確信すると、
自らの愚かさに唇を噛み締めた。


「なまえ、その」

「・・・・・・ハンジさんの馬鹿」

「返す言葉もないよ」


ハンジが項垂れるとなまえはゆっくりと
目を覆っていた腕を離した。


「ハンジさんは
誰にでもこういうことするんですか?」


「いや、流石にしないよ。
なまえだから・・・」


そこまで言ってハンジは言葉に詰まった。
伝えてしまっていいのだろうか。


状況は最悪だ。
ムードもへったくれも無い。
しかも強姦未遂。



「私だから・・・?」


なまえが顔を覗き込んでくる。
その可愛さにもドキリと心臓が跳ねた。



もうどうにでもなれ・・・!
ハンジはそう思うと口を開いた。



「なまえだからだよ。
なまえだから、私はキスだってしたいし、もっと先のことだって・・・・・・
私はずっと前からなまえのことが好きだよ。」



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