第11章 令子様リクエスト☆*。【分隊長ハンジさん・R18】
買ってきた本に夢中になりかけていた。
なまえの声に顔を上げたら、
いつの間にかなまえが私に覆いかぶさっていた。
目からこぼれ落ちてしまうんじゃないかってくらい瞳を見開いたなまえの顔が視界を覆う。
甘いなまえの香りが鼻先を刺激した時、
私の中で何かが切れた気がした。
気づけば眼鏡の存在も忘れて唇に触れていた。
噛みつきたい衝動を抑え、優しく触れた。
柔らかい唇は少し触れただけで気持ちいい。
もう我慢なんてできない。
「は、ハンジさん・・・!」
唇が離れた隙に眼鏡を外すと
なまえが声を上げているのも構わず唇に噛み付いた。
口腔全体を掻き回すように舌を動かすと
引っ込められたなまえの舌を吸う。
すると、なまえはか細い声を上げた。
なまえの顔を覗きみると
瞼をぎゅっと閉じ、
苦しそうに眉間に皺を寄せている。
チュッ・・・・・・
音を立て唇を離す。
なまえはハンジの胸に倒れ込むと
酸素を求め必死に肩で息をしていた。
「んっ・・・・・・はぁ、」
ずっと息を止めていたんだろう。
初心な姿にどうしようもないくらい胸が高鳴る。
もう歯止めが効かない。
先程の崇高な物思いとは裏腹に、
脳中にハンジを止めるものは何も無かった。
ハンジはなまえを押し倒すと
再び唇を奪いながらシャツのボタンに手をかけた。
「んっ、・・・・・・ふぁ・・・」
なまえは上手く呼吸ができず、
目の前がチカチカと揺れた。
唇が離れる度に大きく息を吸い込もうとしても
すぐハンジに塞がれてしまう。
酸素を取り込むことに夢中になっていると
乳房に刺激が走る。
いつの間にかボタンは全て外され、
下着の中にハンジの手が侵入していた。
チリチリと微弱な快感が脳内に流れ込んでくる。
その快楽に身を委ねていると
鋭い刺激が走った。
「あんっ」