第6章 お誕生日おめでとう ★
「……っ、」
「…………」
かずの耳が赤くなってきたのをみて
さり気なく肩を抱き寄せたら
かずはビクッと身体を震わせた。
「ちょ…//」
「大丈夫。」
「…っ、はぁ…//おまえ…っ!」
「…こうでもしないと…お前と甘い時間なんか過ごせないだろ?」
「かっ…仮にも恋人にっ…薬盛ったのかよっ!//」
「ふっ…♪」
「んやっ!//ふざけ、なっ…はなせっ…//」
「離さない。ベッド行こうな♪自分で行く?行けないよな?」
「行かねぇよっ!!ふぅう…//」
「じゃあどうすんの?これ」
「んぁああ!//さいて…」
「なんとでも言え。たまには…可愛いところ見せてよ?」
「…ハァッ…//うぅー//」
ちょーっとだけね。
ちょびっとだけ、入れたの。
初めてじゃないのに
かずの身体は敏感で…
もう、身体は我慢できないみたい。
「かず…」
「来んなっ…!やだ!//」
「ごめん。薬盛ったのは、謝る。ごめんな?」
「……しょぉちゃ…//」
ベッドに連れて行って、
ドアを閉めに戻った隙に
かずはベッドの隅っこに逃げて
ビクビク身体を震わせながら
警戒するような目でこっちを見た。
「来ないでっ!だめ!//」
「かず…かずのこと触りたい…」
「やだっ//だめだめだめ…!」
「なんで?触ってほしそうだよ…」
「だめぇ!//おれっ…おかしくなるっ//」
「大丈夫だよ?」
「んやっ…いや…//」
「かず、愛してる。大好きだよ」
「…おれっ…俺だって…好きだもんっ!//」
「ふふ…ありがとう。」
「しょぉちゃぁ…//ぃやだぁ…ふぇ…//」
「かず…ごめん、泣かないで?ごめんね…」
「も、いぃ…けどっ…だめ…//」
「んー?ふふ」
やだやだ言いながら
全力で首降ってる…。
可愛い。
好きだなんて、いつぶりかな?
全然言ってくれないから…
俺だって不安になるよ。
言わせたみたいで悪いけどさ。