第5章 甘い時間 ★
「上がったよ~♪あの入浴剤、超良い匂いな!」
「うん。あれ、俺も好き。」
「飲んでる?待っててくれたの?」
「待ってたよ?一応ね」
「ふふ♪よし、飲もーっ!」
「かんぱい」
「乾杯!今日もお疲れ様~♪」
「…ふふ、おいし。グリーン~」
「だろ~♪」
「あんたが作ったんじゃないけどね~」
「そうだけどー。関係者です!」
「ふはは!」
「TVつける?」
「んーん。いい」
「ふふ…可愛いねぇ」
「可愛い?どこらへんが?」
「んー?顔でしょー、行動でしょー、声でしょー、甘えたなとこでしょー、んー、全部!!」
「んふふ…まず顔なんだ」
「そりゃあ可愛いですよ♪」
ちょびちょびお酒を飲みながら
2人でくっついて話してるだけ。
それが今ではとてつもなく
貴重な時間で幸せな時間。
「…にの、抱っこしよっか?」
「…ん、でも片付けてからね」
「よし!早く片付けよっ!!」
「ふふ…いきなり俊敏…」
「にの残ってるよ、ほら」
「あー。ん、まい」
「旨い?ふふ」
空いた缶をごみ箱に捨てて
ちょっと残ったサキイカを
にのの口に入れて袋を捨てて…!
にのは片付け始めた俺を見てるだけ。
「はい、きれい!」
「はーい」
「ん、抱っこ!」
「んふふ…」
あんまり身長も変わらないにのを
ひょいっと抱き上げる。
にの、軽いんだもん。
「よいしょーっ」
「ふぁ~…」
「寝ちゃダメだよ~!寝かせないかんな」
「…んっ、…分かってるよ…」
「可愛がってあげるから…♪」
「ふふ……そんな、もたないかもよ…」
「ん~…」
ベッドに連れて行って、
優しく寝かせて覆いかぶさる。
いつものようにキスから始めて…
優しく優しく脱がせていくの。
俺、優しいんだよ♪
「ん…」
「ここ、超にのの匂いする」
「…いいの?」
「うん。超良い匂い。にの、いつも良い匂いって言われるよなー…?」
「そう、ね…、んぁ…」
「香水付けてないよね」
「んー、たまに、りぃだ…の、もらうだけだよ…ちょっ、ハァ…//」
「ふふ…こしょばい?」
「ん…だめそこ…」
「だめじゃないーふふ♪」
にのの首筋が好きなの♪
にのはこしょばいみたいだけど。
「あぅっ…ん…//」
「ふふふ…」
「笑うな…!」
「だって可愛い」
「息が、ヤなんだよ…っ、」
「ヤじゃないくせにー♪」
「もぅ…ばか…!//」