第3章 まさきくん
「俺5話撮り終わったよ♪」
「………」
「ねぇにの~」
「なによ」
「にのは?」
「なにが」
「いま何話?」
「さぁね」
「教えてよ!」
「…うるせぇな」
同じクールでドラマ撮影中の2人。
楽屋ではよく大野が嬉しそうに
二宮に話しかけている。
二宮は本気で嫌がっているようだが。
二宮は何も持たずに楽屋を
出て行ってしまった。
翔「あんまりにののこといじめんなよ~」
智「かわいい、にの~」
雅「にのちゃん、寝てないみたいだから…イライラしてるね。」
潤「相葉ちゃん、にのと会えてるの?」
雅「まぁー…たまに帰って来るけどね、うちに。でも現場が遠いことが多いみたいで…」
翔「そっか。でも相葉ちゃんちに帰るんだねー。」
雅「うん。気分なんだろうけどね。」
潤「ちゃんと、寝れる時寝かせてやんなよ」
雅「うん。」
翔「…で、にのどこいった?今まさに寝れる時間じゃね?」
雅「もうっ!リーダーのせいだからね!!」
智「俺だって頑張ってるもん!」
翔「それは分かってる!分かってるから。でもにのも頑張ってるんだから、イライラさせちゃだめ。ね?」
智「…はぁい」
潤「リーダーは寝れてるの?」
智「翔くんと一緒にいられる時間あるからまだ大丈夫。」
潤「…ごちそうさんです。」
ガチャ…
「二宮さーん…あれ?いない?」
翔「あー、いまちょっと出て行っちゃった」
「どこ行かれましたかね…?」
潤「どうしたの?」
「いや、ちょっとお話が…」
雅「急ぐ?俺探してくる」
「あ、いや、急いではないんですけど…」
翔「まぁ、相葉ちゃん探してきたら?」
雅「うん。ちょっと行ってくんね♪」
相葉と二宮は恋人同士。
同じく、櫻井と大野は恋人同士だ。
大野は二宮と同じクールなことが
嬉しくてイキイキしているように
見えるが、二宮には疲れがみえる。