第16章 眠れない ★
『どう?』
「んー…」
『リラックスできてる?』
「うん。いま風呂入って。いい香りするの、身体が」
『ふふっ』
「アロマだって~」
『さすが松潤。おしゃれー♪』
「でしょー」
『自慢の彼氏だ』
「んー…そんなこと言ってやらない」
『ふはは!』
潤「誰?」
和「ん?リーダー」
潤「ああ」
智『んー?』
和「誰?って、じゅんが」
智『ああ。出てきた?切ろうか?』
和「んー…大丈夫…」
智『んー?もうちょっと話してる?』
和「いい…?」
智『いいけど…松潤いるんでしょ?』
和「なんか…家事してる」
智『ふふ…寂しそうにしてたら切ろうね』
和「んー…。あのね、今日、眠れるツボ押してもらったの」
智『へぇー。そんなんあるんだね』
和「あー…寝れるかなぁ…」
智『松潤と寝るんでしょ?眠れるかもね』
和「…どういう意味よ」
智『そのままの意味だけど』
和「んー…」
智『思ってるくせに。安心♪』
和「…まぁ、ねぇ…」
智『たまには素直に甘えなー?』
和「甘えてませんかね?」
智『うん、そうは見えないね』
和「……そんなこと、ないけどね」
智『お?2人きりだとやっぱ違うの?』
和「…しらない」
智『ふふっ…なら、いいけど?』
和「んー…」
智『あ、こぼした…やべ、ちょっと待って』
和「大丈夫?」
潤「かずー、」
和「リーダーなんかこぼした」
潤「へ?なにそれ大丈夫?」
和「わかんない。電話置かれた」
智『聞こえてるよー』
和「あ、スピーカーだった」
潤「んー?リーダー?」
智『おつかれー。ちょっと…焼酎こぼれた』
潤「大変じゃん。ちゃんと拭いときなよ」
智『拭いてるよ今ー。にのは?』
潤「転がってる」
智『ふふっ…そろそろ切るかな。甘えさせてやりなよ』
潤「うん。もちろん。ありがとうね」
智『いえいえー?最後にのにかわって?』
潤「うん。にのー。リーダーかわってって」
和「はーい」
智『にのー。またね?』
和「んー…おわり?」
智『恋人がそばにいるんだから、浮気しないのー』
和「ふふっ…うん。またね。ありがと」
智『うん。じゃーね』
和「はーい」
潤「にのー」
和「ふふ…甘えんぼ?」
潤「だめ?」
和「いいよ…んー…いい香り…♪」
潤「ふふ…まだかずも香ってるよ」
和「ね。…もう、用事すんだ?」
潤「うん。あ、なんか飲む?」
和「んー…大丈夫。ベッド、いこ」
潤「ん、」