第16章 眠れない ★
「かず…」
「……ちゅっ…」
「ふふ…かわいぃ…」
布団に入り、2人は向かい合い、
松本は二宮の頬に手をあてた。
二宮は少し瞼を落として
その掌にちゅ、ちゅ、とキスをした。
「…ごめん、…心配ばっか、かける子で…」
「……ばーか」
「…んだよ、せっかく、すなおに…」
「かけたくてかけてる訳じゃないだろ。お前は悪くないんだから…謝らなくていいの」
「……ん…」
松本は頬に手をあてたまま
唇を触ったり、耳を触ったり
愛おしそうに二宮をみていた。
二宮は気持ちよさそうに
目を閉じたり、松本を眺めたり…
されるがままだ。
「きれい…かず、…//」
「…ふふ…何照れてんの…?」
「いや…久しぶりだな、と思って」
「そう?…そ、かもね…」
「…ちゅ、…」
「、…ン…は、…ん//」
「かず…かず…あいしてる…」
「っあ!//はぁっ…ンッ…」
唇をそっと合わせると、
松本は次第に激しく舌を絡めた。
二宮の手を握りしめ
体を起こして二宮に跨る。
やっと唇を離すと、
首筋にキスを落とし、
耳元で優しく呟き、
唇で耳朶を挟んだり、
舌を挿入したり…
耳を攻められると二宮は
甘い声をあげた。
「…いまさらだけど…いい、の?」
「その体勢で…こんだけ、感じさせといて…きく?//」
「ふふ…感じてくれたんだ?」
「見てわかんないの?」
「んー…その落ち着いた口振りからはあんまり?さっきはいい声出てた。痺れる…ちゅっ、」
「っ、…//もぅ黙って…」
「えー、やだ。今日はかずの声聞きたいんだもん」
「はぁ?もう…ひゃっ!//…っ、」
「ふふふ…かわいい…すきー」
「んっ//ん!ぁ…//ゃだ…ちょっと、」
着ていたTシャツを捲られ
胸を刺激された二宮は
快感を得て声をあげた。