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短編集 MN【気象系BL】

第14章 自慢したい


隣に客がいるのも気にせず
2人は普通に会話をしていた。

今日は一緒に松本の家に帰る。
明日は二宮の家だ。
なんとなく、毎日のように
一緒にいるのが当たり前だった。


和「もう何も見ない?」
潤「車でちょっと寄ってから帰っていい?」
和「うん。」
潤「行こ」

「あの…嵐の二宮さんですよね?」
和「…ぁ、はい」
「握手してもらっても…」
和「あ、はい。ありがとうございます」
「ありがとうございます!!頑張って下さい!」
和「ふふっ…ありがとうございます」
「…と、松本さん…」
潤「こんにちは」
和「ふふっ」
「ありがとうございます!応援してます」
潤「ありがとうございます」
「お休みですか?」
和「ぅん、プライベートで」
「あ、おふたりで…」
和「そう、休みかぶったから…」
潤「かず、行くよ。」
和「ん。じゃ、失礼します。…待って」
潤「ん、」

松本は二宮の後ろから肩に手を置き
早く、と促し足早にレジに向かった。

ファンに声をかけられても
ちゃんと対応する。
こっちも2人だからか、
今日は何度も声をかけられた。
二宮が対応して、松本が早々に
離れるきっかけを作る。
決まったような動きを自然としていた。



和「感じよかった?ふふ」
潤「良かった良かった」
和「潤くんカッコよかったよ」
潤「…ふっ、」


恋人のようなスキンシップを
とっても、仲がいいという
大前提のイメージがあるから助かる。

手こそ繋げないが、
人がいるプライベートの時間にも
寄り添って歩くことも
顔を近づけて笑い合うことも
頭や肩に触れることも
自然にできる。





潤「あー…でもやっぱ、家はいいな…」
和「ふふ…俺みたいな事言ってる」
潤「だって…まぁ、かずのこと自慢できたのはいいけど、こうはできないから…ちゅっ、」
和「ン…ふふ…手も繋げないしね?」
潤「ぎゅーもできない…」
和「ふふふ…ぎゅー」
潤「でも…たまにはいいな。デート」
和「またしようねぇ」
潤「ね」


END

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