第13章 恋人の雰囲気
メンバーといる時は、
二宮も松本も、恋人らしい行動はしない。
仕事とプライベートは別。
2人ともが同じスタンスなのだ。
ただ、付き合い始めた時は
ちゃんと、3人に報告をした。
受け入れてくれる人達だと
確信があったからだ。
味方は多い方がいい。
闇雲に隠さないところも
頭のいい2人の同意見での行動だ。
あまり多くは話さない2人。
メンバーも、頻繁に聞いたりは
しないが、気になってはいる。
最初はふざけたテンションだったが
2人が手を繋ぎ、腕を組んで
寄り添っている姿は、
3人にとっては微笑ましく
嬉しいことなのだ。
翔「たまにはこうやって見せて?ラブラブしてるとこ」
和「…なぜ」
智「嬉しいから」
和「はい?」
雅「嬉しいから~」
潤「心配してくれてんだよ、お兄ちゃんたち」
翔「そうそう。いつも気にかけてますよ?」
和「それは、分かってるよ」
潤「ね。いつも感謝してます」
和「ます」
いつもは話はしないが、
こうして話題になった時は
拒否したりもせず素直な2人。
ちゃんと、自分たちの話もする。
翔「でもたまに信じられない時あるよね」
雅「ほんとに付き合ってんのかな?ってね」
翔「え、別れてねぇよな?って」
智「なるなる」
和「…ふーん…」
潤「んー…でも一緒に帰ったりしてるけどね?普通に」
雅「え、絶対にのが先に楽屋出るじゃん」
潤「あー…そっか。」
智「にの、車で待ってんだよね」
和「うん。」
翔「そんなんも、一緒に出たらいいのに」
和「…特に気にしたことなかった」
潤「俺も。どうせ車でゲームしてるから急がないし」