第13章 恋人の雰囲気
翔「お。反抗期?」
潤「ふふっ、デートデート」
雅「お似合い♪」
和「当たり前でしょ~。ね」
潤「ね」
二宮は手を握ったまま
ぎゅーっと腕に抱きついてみせ、笑った。
潤「ふふ…」
翔「もう、めろめろじゃん」
潤「ぃや、しょうがないでしょ、これは」
雅「ふふっ!開き直ってる」
翔「惚気かよ~!」
智「にのはかわいいからなぁ…」
和「ふはっ、なんなのよ。」
5人で小さく丸くなって雑談タイム。
スタッフもたくさんいるが、
気にすることなく二宮は
松本にもたれかかっていた。
智「久々に見た。恋人っぽいとこ」
和「そー?」
智「なんか、安心した」
和「っははは!何目線!」
智「いやー、嬉しいよ、俺は。2人が幸せそうで」
雅「確かに久々かも」
翔「うん。」
和「そうかな?普通に仲良くやってますけどね」
潤「うん」
雅「え、最近いつキスした?」
和「は?」
翔「ふはは!超直球!!」
雅「えー、ちょっと控えたよ?キスだもん!」
智「はははは!!」
翔「ふふふっ!控えたって」
雅「えー、そりゃ、直球はえっちでしょ!」
翔「ははは!!学生かよっ!!」
雅「ひゃひゃ!」
智「馬鹿だなぁ」
和「ふふっ…」
潤「はははっ」
学生のノリ。
仕事中とは全く違う会話のノリだ。
カメラの前とは違う…
それでも仲のいい雰囲気は同じだ。
智「もう何年だっけ?」
潤「8月で丸6年」
翔「6年!!なげぇ…」
潤「俺らも36ですからねぇ」
智「俺なんか39だわ」
和「ふふっ」
雅「松潤が三十路になって、2人が付き合い始めたんだよね~」
潤「俺も三十路かぁと思ったら…なんか、言っちゃったんだよねぇ」
和「ふふ…」
潤「お蔭さまで、幸せな30代ですよ」
和「…そうね」
潤「ふふ…♪」
翔「キミたちは、2人でいる時が1番いい顔してるよ」
智「そうだねー」
雅「わかる、それ」
和「んー?」
潤「ふふっ…毎日キスしてるもんね?」
和「…松本さん?」
潤「んー?ふふ…」
雅「今日したんだー♪」
翔「じゃあ直球のほうは?」
和「翔さんどさくさに紛れて…何聞いてるか分かってんの?」
翔「へへっ」
潤「ちゃんと、愛してますよ?今日一緒だったし」
和「ねぇ、ばか?」
潤「ふふっ」
雅「えー!ふふふ!じゃあ昨日だ」
翔「すげぇ直近だったなぁ」
潤「だから。ご心配なく?」