第13章 恋人の雰囲気
「はい、カットー」
翔「キミら、デートしてんの?」
潤「は?」
雅「ほんとだ、後ろでデートしてるー♪」
智「はは!ほんとだ」
和「うるさい」
雅「ひゃひゃ!にのちゃんデートしたいのー?」
和「んー?まぁ、したいよねぇ。たまにはねー」
潤「えー?」
和「ふふっ」
今日は5人揃ってCM撮影。
地方にきて旅行気分だ。
翔「デートしたいらしいよ?」
潤「いや、外出るの嫌がるの、あいつだからね?」
翔「でも、こんな安全なデートないって。」
潤「んー?」
智「堂々と歩けるもんね」
翔「ね」
潤「そういうこと…でも手は繋げないよ?」
翔「それはぁ…我慢して?」
潤「デートなのに?」
雅「でもさー、ほんと、自然に見えるよね。2人で並んで歩いてるの」
翔「しっくりくるよなー。」
潤「…それはよかったです」
智「にのは?」
潤「あそこ」
雅「何見てんだろ?にのー」
他のメンバーがメインのシーン。
自由にと言われ、二宮と松本は
後ろの方で2人で歩いていた。
カットがかかり、チェックしていると
2人に会話の的があたった。
…が、二宮はふざけて返し
ふっと笑ってスタッフの傍に行き
会話からフェードアウトした。
雅「なにしてんの?」
和「んー?なんも。これすごいなぁと思って」
雅「ほんとだー。……嫌だった?ごめんね?」
和「…なに急に気遣ってんのよ」
雅「やー、」
和「別に、なんとも思ってないよ」
雅「…ふふっ」
潤「にの」
和「…ん?」
潤「…昼飯抜いて、帰りにお好み焼き食べようかって。どう?」
和「うん、いいよ」
潤「相葉ちゃんもいい?」
雅「うん♪店決まってんの?」
潤「いやー?多分まだ?」
雅「俺あれ食べたい!しやがれ出てたやつー!いってくる!」
潤「ぉお…行ってらっしゃい」
和「ふっ…ファンの子みたいだね」
潤「確かに。…帰り、隣いい?」
和「んー?もちろん。なんで?」
潤「いや、、うん。」
和「…ごめんて」
潤「……なにが」
和「ふっ…めんどくせー」
潤「おまえだよ。ほら、行くぞ!」
和「はぁい」
松本は二宮の手をひいて
3人の元へ戻った。
二宮は素直に連れられて行く。
握られた手を揺らして。