第12章 体調不良
ピンポーン
潤「マネージャーだよね?開けるね」
和「…早くない?」
潤「余裕もってきてくれたんだろ」
和「そか……じゅんー…」
潤「んー?ふふ…」
二宮は松本を手招きし、
傍に来てくれた松本に抱きついた。
和「今日、なにするの?」
潤「コンサートの打ち合わせ」
和「…ありがとう。」
潤「早めに帰ってくるよ。かずは何時終わり?」
和「21時予定…」
潤「待ってるね」
和「ん……ふぅ…」
潤「無理すんな…と、敢えて言っとく」
和「…はい。」
潤「薬飲んだね?」
和「うん」
ピンポーン
潤「開けてくる」
和「…ちゅ、」
潤「、…かわいい」
和「……//」
チャイムがなり、離れようとした
松本に、二宮は可愛らしいキスをした。
マネ「おはようございます」
和「おはよ。昨日ありがとうね」
マネ「いえいえ。どうですか?」
和「朝ご飯食べて薬飲んだ。まだちょっと…頭痛と身体ダルいのが治んないけど…」
マネ「ご飯食べれて良かったですね」
和「んー、お粥おいしかった…」
マネ「ふふ」
潤「ねー、おにぎり持ってって」
和「じゅん…ありがとう」
潤「マネさんもどうぞ。」
マネ「えー!ありがとうございます♪」
潤「昼、吐き気なければ食べて。だめだったら、持って帰って来てもいいし、マネさんに食べてもらってもいいから」
和「ん…」
潤「頼むね、今日も」
マネ「任せてください!」
和「…よろしくお願いします」
潤「ふふっ。よしよし」
和「うー…」
潤「んー、どした…」
和「………しんどぃ…」
潤「…うん、…うん。行っておいで」
和「……ん、行ってきます」
マネージャーがいる前で、
抱きついたりするのは珍しい。
抱きついてきた二宮を優しく
抱きしめて背中を摩り、
頭をよしよしと撫でて安心させた。
しんどい。
二宮があまり言わないことだ。
松本はちゃんと受け止め、
優しく微笑んで見つめた。
二宮も、薄く笑顔をつくり応えた。
マネ「今日松本さん早いんですか?」
和「んー、たぶん」
マネ「じゃあ、にのさんも早く帰りましょうね」
和「ん、…」
マネ「着くまで、少しでも休んでください」
和「ありがと、」
本当に辛い時に当たり前に
周りにいてくれる存在に
助けられている。
受け止めてくれるひとがいる。
待っていてくれるひとがいる、
幸せを感じている。
END
