第12章 体調不良
松本は急いで帰ってきた。
その頃、まだマネージャーは
マッサージを続けていた。
マネージャーを見送り、
松本は数分間、眠っている
二宮の頭を撫でていた。
潤「…我慢してたの…?言ってよ…連絡してよ…」
和「………そぅ、ね…」
潤「…あ…起きた?」
和「マネさんは…?」
潤「さっき帰った。ずっとマッサージしてくれてたみたいだよ。」
和「ん…申し訳ない…」
潤「…背中痛い?」
和「…少し、マシかも…」
潤「風呂は?入れそう?」
和「ん…つかってこようかな…」
潤「ん。お粥は?食べられそう?」
和「…あのね…たべたい、の。じゅんのごはん、たべたいんだけど…ちょっと、…」
潤「かず…大丈夫だよ?ね。今日ぎゅってして寝てもいい?」
和「…うん…ありがと…。すき…じゅん…じゅん、…」
潤「ん…ごめん、1人にして…しんどかったね…いるから。ずっと一緒にいる…」
和「ん…」
二宮は上半身を少し起こして
そばにいた松本の肩に頭を乗せて
ぎゅうっと抱きついた。
松本は背中を摩りしっかり受け止めた。
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潤「…おはよ。どう?調子は」
和「ん……んー…ぃ、…痛い…」
潤「頭?」
和「ズキズキする……はぁ…」
二宮は松本の胸に顔をさ擦り寄せ
甘えてから、少し頭を起こすと
顔を歪めた。ズキッと痛みを感じたのだ。
潤「んー…朝、ちょっとでも食べられそう?夜も食べてないし、食べた方がいいよ」
和「…絶品お粥…?」
潤「うん♪食べる?」
和「ん…たべる」
潤「よし…♪」
松本は布団を出て、布団を整えると
二宮の頭を撫で、部屋を出ていった。
潤「できたよ。かず、起きれる?」
和「んー…」
潤「今日も…顔は真っ白だな…」
和「…じゅんのご飯食べたら、血の気戻るかな?」
潤「ふふ…一緒に食べよ」
和「うん…」
メニューは卵がゆ。
きちんとかつお節から
出汁を取った絶品だ。
上には梅干しが乗っている。
潤「んー…うまぁ」
和「ふふ…おいしい。」
潤「だろー?食べれそう?」
和「うん。」
二宮はゆっくりゆっくりと
お粥を口に運んだ。
そうして、朝食を終え、
着替えを済ませて
ソファーで横になっていると
マネージャーが到着した。