第11章 酔っ払い
潤「おーい。かずくん。寝ないでね?」
和「………」
潤「かずー?」
雅「にのちゃん?寝たかな」
潤「まじか…」
5人で飲みに来た。
個室だから気楽にいつも通り
楽しくやってたんだけど
和が寝ちゃったみたい。
俺の前に座って、
そういえば結構ずっと飲んでた。
隣の相葉ちゃんにもたれてる。
和「…起きてるよ」
潤「飲みすぎ。もうやめときな」
和「んー…」
雅「にのちゃーん♪あかいね」
和「ふふ…冷たい」
雅「いまグラス持ってたから。きもちい?」
和「ん…♪」
潤「かず」
和「…なに…」
潤「酔った?」
和「だいじょぅぶだよ…」
潤「………」
和「なに、妬いてるのー?」
潤「!…お前ね、どうされたいの?」
雅「わー!やらしー♪」
翔「なにー、お、松潤妬いてんの?」
潤「翔くんうるさい」
雅「ひゃひゃ!怒られてるー」
相葉ちゃんに頬を両手で挟まれて、
にこーって嬉しそうに笑うから
ちょっとイラッとした。
本気で妬いたわけじゃないけど。
智「ピリピリしないのー」
潤「してないよ」
智「んー♪」
翔「にぃさんもなかなかに紅いよ~」
智「俺大丈夫。まさきくんが連れて帰ってくれるから」
雅「もうっ!ちゃんと歩いてよー」
智「はいはーい」
リーダーも酔ってる。
酔っ払いに妬くとか、俺も酔ってるな…
今日は楽しくて、5人とも
結構お酒が進んでた。
和「じゅん…」
潤「…ん?どした、っ…」
和「ん…ちゅ、…」
潤「ちょ、っと待て…!」
和「なんで?一緒にいるのに潤は恋しくならないの…?」
潤「っ、…//」
隣の相葉ちゃんと
いちゃいちゃしながら
飲んでたくせに…
気付いたら和がこっちを向いてた。
…と思ったら、馬乗りになって
キスしてきた…。
酔ってるのは分かってる。
でもそんなこと言われたら…ねぇ//
頭の中が痺れてしまう…
あーどうしよ…襲いたい。
でもメンバーいるし…
いや、それ以前にここ店だし…
和「じゅんっ!」
潤「えっ?」
ごちゃごちゃ考えてから
和は俺のお腹に跨って座って
さっき自分が相葉ちゃんに
されてたみたいに、
手を頬に寄せて上を向かせてきた。
近づいてくるもんだから
俺は残り少ない理性で
どんどん後ろに下がる。
肘をついてもうほぼ仰向け状態だ。