第10章 恋人な2人 ★
「嵐のにのも、かずくんも、好き。」
「……//」
「かずくんのほうが好きかな…」
「それっていいの?」
「だって…かずのこんな顔見れるの俺だけでしょ。愛おしくてたまりません」
「……//」
「嵐のにのはこんなに甘えたじゃないし?」
「………」
「でもカッコよくてかわいくて、好き」
「…あんま、好きとか言わないで…」
「ん?おもてで?」
「ん…」
「…かぁわいいな。ほんと…もう…どうしよう」
「じゅんっ!ふふ…」
「あー…やばい。かずー……そうだよな…おもてで言い過ぎたら俺ももたないよな…」
「んー?」
「まぁ…抱きついても問題はなさそうだけど」
「…俺らはありそうだけど」
「そう?割と仲良しコンビじゃない?末っ子ズでしょ?」
「あ、そうなの?じゃぁ…いいか」
「ふふ…まぁ、我慢できなくなる前に自重いたします」
「んー♪」
「はぁ…かわいい…」
ぎゅーっと抱きついてくるかず。
かわいい。
嵐のにのにも、結構、好きとか
言ってるかもしれないけど
やっぱり別なんだなぁ。
俺も多分ちがうだろうし。
こんなにデレデレな姿、
かずにしか見せたことない。
嵐の、末っ子ズ。
恋人の、俺とかず。
同じだけど違う。
どっちの関係も好きだけど
俺はやっぱり、
貴重な俺の前だけのかずの姿を
大事にしたいな。
1番、幸せって感じるから。
「かず…」
「…ん…?」
「おやすみ、かず」
「ふふ…おやすみ…♪」
END