第10章 恋人な2人 ★
「はぁ…はぁ…」
「かわいい……ちゅ、」
「んっ、はぁ…//」
「…かず?」
「…ふぅ……」
「……おい。」
「…ん…?」
なんか分かっちゃう。
息を整えながら、違うこと考えてる。
キスをしても、目が上の空。
イったからとかじゃない。
「かず…なに考えてるの?えらく余裕じゃん…」
「っぁあん…//」
「なぁ。かずなりくん?」
「ゃンッ//あっ…ぁ…//」
弱い胸を指でそーっと撫でる。
気が向いてきた。
快感に溺れていく目。
俺をゾクゾクさせる目だ…
「じゅんっ…//はぁっ、」
「なに考えてた?」
「ちがぅ…//」
「違わないよな?な?俺に抱かれながらなに考えてるの」
「ぁっ!あっ…ぁああ…//」
正面でかずの顔を見ながら
自身を挿入した。
今は間違いなくかずの頭の中には
俺が広がっている。
「かず…」
「じゅんっ//…ぁあッ!やぁ!アッ//」
「どぅ、よっ…?」
「っはぁ!あぁっ//あっ//まってぇ!//はげし…っ//」
「きもちいいっ…?」
「んっ//ん!ぁあ…//きもちっ、きもちぃいっ!//じゅんっ!!イっちゃ…っ//」
ズンズンと自身を押し込み、
かずのイイところを突きまくった。
かずは首を振り回して喘ぎ声をあげた。
俺にしかできないかずの表情。
俺だけに見せてくれる表情。
この顔を見るだけで俺はイける…
「…なぁ。なに考えてた?」
「なにって…」
「なんか考えてただろー。」
「…忘れた」
「はぁ?」
「ほんとだよ!でも…」
「でも?」
「…だいじょぅぶ。」
「ん?」
「じゅんのこと!//」
「…違うだろ。」
「え、こわい。んー…違うっちゃ違う…?」
「忘れてないじゃん」
「…じゅんこわい。」
「いいから、なに。俺に抱かれながら、頭の中にいたのは?」
「……嵐の、まつじゅん…」
「…ん?」
「今日カッコよかったなって!考えてたの!//もういいでしょ」
「ふふ…かわいい。ごめんね?」
「…好き?」
「……ん、大好き。好きだよ、かず」
「ん…//」
「かわいい…はぁ…なに、もう…//」
「ん…?」
嘘じゃないことだって、分かる。
照れた顔で、好き?なんて
聞かれたらもう…ねぇ?
そういえば…
ステージ上で言ったなぁ、好きって。
その時も嬉しそうな顔してたけど。