第7章 お誕生日おめでとう
そして、0時00分…
「かず…」
「……ん……ん…?…」
寝ている和に悪いかなとは
思ったけど、せっかく一緒に
いるのにもったいないという
気持ちのほうが勝っちゃって。
0時00分、寝ている和の
唇にキスをした。
和はすぐ気付いたみたいだけど
ちょっとの間じっとしててくれた。
「ん…んぅ…ぁ…//」
最後はちょっと激しめに
舌を絡めてみたりして…
「かず…誕生日おめでとう」
「…ありがと//」
「可愛い…ふふふ」
「じゅん…だいすき//」
「かず…!……あーもう…愛してる。36の和も、愛してるよ。大好き。」
「ん…//」
甘えん坊な和は久しぶりに
好きだなんて言ってくれて…♪
♪~~~~
♪~♪~~~~
♪♪~~~~
さっきから鳴り続ける
和の携帯の着信音も、幸せな音だ。
でも今は独り占めさせて頂きます。
「メンバーからきたかな?」
「朝でいい。今はじゅんといるから」
「ふふ…良かった、起きてくれて。じゃなかったら俺、寂しい人じゃん」
「んふ…起こしてくれてありがと♪幸せな36の1年の始まりだった」
「だろ?ふふ」
「んふふ…」
36歳の1年間も、
2人で幸せに過ごそうな。
来年も、甘いキスで
スタート出来るようにね。
「つーか忘れてたの?」
「んー…覚えてたけど眠すぎて…忘れた」
「…ふはは!」
END