第35章 久しぶりの再会 ★
「ちょ、待って潤!やっ…」
「今日はリビングでヤる訳いかないだろ」
「そういう問題じゃない!」
「ふふ…声出んじゃん。かずの声…俺、好きなんだ…」
「…………」
手を掴んで寝室に連れ込んで、
ベッドに放り投げて組み敷いた。
素早くシャツを脱がして
ベッドの下に投げ落とす…
ベルトに手をかけたら
初めて本気で抵抗してきた。
「ねぇっ…潤、落ち着いてよっ…」
「…………」
「…ほんとに、ヤるの…?いま…?」
「………ごめん…」
「潤…」
「…かず、…好きだよ…」
「ん……ちゅっ、……俺も、好きだよ。大好きだよ…」
俺の顔を、その手で包んでくれて…
キスをしてくれた。
好きだよって…なかなか言わない言葉を
発してくれて、抱きしめてくれた…
「…ふふ…」
「ん…?」
「…珍しく…役に、引っ張られてるっぽくてさ…」
「…珍しぃ…」
「ん…でも……やっぱ…潤と…こうしてたら、戻れるね…」
「ふふ…当たり前だろ…?」
「…いいのか、分かんないけどね…」
「…いまは…いいんだよ」
「そうだね……服、着てもいい…?」
「…もったいない…」
「…ばか…」
俺は、おかしかった。
目の前にある彼の乳首を…
そのまま隠すなんてこと、できなくて。
話をして…気を確かにしたつもりが、
なってなかった。
それほどに…自分でも驚くくらい
俺は彼を求めてたんだ…
「ちょっ…、だめ…」
「分かってる!でも……ごめん、…かず…っ、…」
無我夢中で、吸い付いて…
聞きたかった喘ぎ声を聞いた。
「んあッ…ぁあ…潤っ…やめっ、…」
「ちゅ…ちゅ、…」
「っ、ぅあ…あぁ…はっ…」
俺を止める彼の手の力が弱まる。
急に痩せたんだろうし、
元々あまりない力で、抵抗しようとしてた。
快感を与えられて…
彼の頭の中も逆上せ始めてくれたらしい。
「はぁっ、ぁあっ、…ぁんっ!…あ…」
「かず…かず…」
「じゅんっ…だめっ…」
「こんなで?すぐ、イかせてあげるからね、大丈夫…」
「あっ…あっ、…っ、あ…一一一っ…っは…」
明らかにできあがってる彼自身を
素早く取り出して、口に含んだ。
イイところは知り尽くしてる。
もう抵抗して来ないと思い、
ふと見上げると…
熱い目がこっちを見てた。