第31章 愛の言葉 ★
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「絶対なんか言ってたなぁ、あの3人」
「いいじゃん、たまには。仲良くやってるって、幸せだーって見せてあげよ♪」
「でも…楽屋でキスすると思わなかった」
「…ごめんて。かずが可愛すぎてさ」
「潤って…やっぱ理性強くないよね」
「お前な…何されたいの?ね?チュッ」
「んっ、…冗談だよ!ごめん。ごめんって!」
「…いいよ。今日はあってるし?ね…」
「…別にいーけどさ。」
松本の家に帰ってきた二人。
とりあえずテレビをつけて、
ソファでゆっくり…久しぶりの時間だ。
「お風呂わかしていい?」
「いいよ?入る?」
「うん、つかる。」
「ん。待ってて」
「ありがと、潤」
「ん」
松本はニコッと笑って、
二宮の頭を撫でると風呂場に向かった。
「かずー♪」
「な~に?」
「好き!」
「んふふっ…かずくん照れちゃうっ」
「ははっ!可愛いよ~俺の宝物♪」
「潤は、俺の~…なんだろうな、自慢の彼氏♪」
「嬉しい♪」
「でも、自慢出来ないから~…一緒にいて、一番幸せな人!幸せ感じる人。」
「俺も幸せ。かずといるときが、一番幸せ。生きてるって感じするの。」
「…ふふ…なんか、恥ずかしいね//」
「好き。ふふっ」
「お風呂、入ろっか?」
「いいの?」
「いいよ?//」
「じゃ、お言葉に甘えて…♪」
風呂場から戻った松本は
二宮の横に飛び付くように座った。
いちゃいちゃしながら、
甘い言葉を連発するのは
誰にも見られない、二人きりの時だけ。
その分、その時間はちゃんと
愛の言葉を交わしあう…
可愛らしいキスを挟みながら、
見つめあって…幸せな空気が二人を包む。
これが出来るのも、たまに…。
本当に、一ヶ月に一回も出来ないくらい
最近はたまにしかないのだ。