第3章 真央霊術院編
作り終えた紙を4つ折りにして全ての作業を終えた2人はちゃぶ台を片付けた。まだシャワーを浴びていなかったゆうりはサッとシャワーを終えてから寝巻きに着替え部屋に戻る。
「布団敷いてくれたの?ありがとうほたるちゃん!」
「どういたしまして!明日上手くいくといいね。」
「私達の評価も上がるしね!」
「そろそろ隊長や副隊長達からの推薦も届く頃だからしっかりしないと。」
「推薦?そんなのあるの?」
「うん、隊長達も人によっては真央霊術院の生徒名簿見てるみたい。成績も開示されていて、特に優れてる生徒には推薦が来る事が有るんだって。その場合席官も用意されてるのよ!」
「へえ〜…。」
「まぁ…実際推薦が来るなんて稀みたいなんだけどね。」
「最初から席官になれるって事は相当強くないとダメだよね。修兵は護廷十三隊入り決まってるけど推薦じゃないのかな?」
「席官って訳じゃ無さそうだから、違うんじゃない?それでも卒業前から入隊が決まってるのも充分凄いわ。」
「そうだね!」
推薦か…私とはあんまり縁のなさそうな話だな。
そう思ってゆうりは特にその話について興味はあまり持たなかった。程なくして2人は明日へ備えて眠りに着く。ただ一時の安寧に身を委ねた。
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