• テキストサイズ

【R18】月夜に咲く華【BLEACH】

第13章 破面編(前編)



「…疲れたな。」

無意識の内に溜息と共に言葉が溢れた。ごろりと身体を転がし横になって身を縮める。
…冬獅郎、怒ってたな。あんな事を言えばそれもそうだろう。彼にとって1番大切な桃を傷付けた男を仲間だと呼んでしまったのだから。己のせいで戦争を早まらせる訳にはいかないとはいえ、目の前で血を流す死神達に何も出来ないのは、矢張り辛かったな…。
不意に手元を見ると、掌には赤く血が滲んでいる。迂闊に死神達へ助力の為飛び出さないようにと自制を掛けるため、強く握り拳を作っていたらしい。爪が食い込んでいつの間にかこんな事になっていた。今更になって、少し痛みを感じる。
それにしても結局この戦いは何だったのか。ウルキオラだけが知る任務とは、一体何だったのか。……いや、とにかく今は眠い。冬獅郎のあの顔を、忘れてしまいたい。
襲い来る睡魔に、ゆうりは身を委ねる。ウルキオラが彼女らから離れ、何をしていたのか。それを知るのは、もう少しだけ先の話だった。

*
/ 676ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp