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【R18】月夜に咲く華【BLEACH】

第7章 死神編【後編】



瀞霊廷に無事辿り着くと、お互い隊舎へ戻ること無く足を止める。先に口を開いたのはゆうりだ。

「…後日、改めて一心隊長の元へ向かわせて頂きます。宜しいですか?」

「おう、俺も総隊長に報告しなきゃなんねーし……つーか無断出撃だからドヤされるな…気が滅入るぜ。」

「私のことは秘密にして下さいね?」

「知られちゃ不味い事でもあんのか?」

「そもそも管轄外の地区に殆ど勝手に行っちゃいましたから。でも、悪い事はしてません。私が知っている事は全部教えますから、総隊長には黙ってて下さい。お願いします。」

「……分かった、疑って悪かったな。今日の事は今すぐ話すのも賢明じゃ無さそうだ。時間開けて待ってるから、いつでも来いよ。」

「…ありがとうございます。」

そう言って一心はゆうりの頭を乱暴に撫で自分の隊舎へと戻って行く。彼の後ろ姿を見て、何故か海燕の事を思い出した。頭の撫で方があまりに雑だったからだろうか。乱された髪を手ぐしで整えながら、今日の出来事を頭の中で反芻しつつゆうりも踵を返し帰路へ着くのだった。



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