第7章 死神編【後編】
「あーん、折角応援したのに修兵ったら本当ヘタレね!!」
「そうなんですよ乱菊さん!!檜佐木くん、学生の時からずっとこんな感じなんです!」
「あーあ、こりゃ暫く起きそうにねぇな…。」
「乱菊さんが煽るから、傷を負って終わったよ。彼。」
「はははは!!マジで弄ばれてんじゃねーか!」
けしかけた張本人である松本はつまらなさそうにぼやき、蟹沢は興奮気味に声を上げると青鹿は目を回した檜佐木を軽くつついた。綾瀬川は肩を竦め、隣で斑目が笑い転げる。
「はは…私、少しだけ夜風にあたって来るので後はよろしくお願いします。」
更木の時とはまた違った惨事にゆうりは乾いた笑いを零すと逃げるように隊舎内の庭へと向かった。その後、飲み会は夜遅くまで続き早朝、出勤して来た六番隊の平隊士が酔い潰れた面々を最初に見て悲鳴を上げたのはまた別の話。
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